大型動物
大型の動物で危険なのは、カソワリー(ヒクイドリ)と海水性のクロコダイルくらい。
カソワリーは、足の爪が強烈な武器となるらしく、致命傷を与えるようです(ギネスブックにも載ってます)。
ただ、攻撃性が低く、絶滅の危機にあるため遭遇することはほとんどないと思います。
クロコダイルは、海水性と淡水性がいて、危険なのは河口にいる海水性のほうです。
なので、河口で泳ぐような無謀なことをしない限り、問題ないです。
アサートン高原にはどっちもいません(キュランダに淡水性がいますが)♪
昆虫類
昆虫類ではこれといっていません(笑)。
毒クモ被害も聞きませんし、しいていえばダニくらいでしょうか。
しかし、ダニも他の国と違って、ライム病という危険な病気の菌は持っていないので心配する必要はないかと思います(そもそも、散策路のない熱帯雨林をかきわけて歩かない限り噛まれません)。
ダニに噛まれた場合は、自分で取ろうとせずに病院へ。
ワセリンを塗ると1時間くらいで剥がれ落ちると聞いて、自分でも試してみましたがダメでした。。。
かゆみは残りますが、1週間程度で消えます(経験談)
結局一番危険なのは・・・
一番危険なのは、自然の中で出会うことはほとんどありませんが、ヘビです(特に、茶色・黒系)。
オーストラリアでは「ヘビを見たら毒ヘビと思え」という格言があるほど毒蛇が多いです(無毒なのはニシキヘビくらいです)。
世界1位の猛毒ヘビのタイパン、2位のイースタンブラウンスネークなどがランキングをにぎわせています。
しかし、遭遇する確率はかなり低いですね(は虫類ファンはガッカリでしょうけど)。。
野生のヘビを見るには、バリーン湖のクルーズに乗るくらいしかチャンスはないかもしれません(ひなたぼっこしてます)。
動物園でもかまわないのであれば、キュランダにVenomen Zooがあります。
また、攻撃性も人によって言うことが違いました(笑)。
ある人はジャンプして噛んでくるほど攻撃性が高いと言ってました。
でも、ヘビの専門家の話だと、踏まない限り逃げていくそうなので、安心です。
ヘビに噛まれたときの対処法(オーストラリア編)
噛まれることはまずないと思いますが、一応、私が聞いた対処法を書いておきます。
まず、冷静に(これは本当に重要!!)。ヘビの姿形(色など)を頭に入れましょう。
焦ったり、走ったりして心拍数をあげると、あっという間にあの世です。
聞いた話では、タイパンに噛まれた場合でも、対処の仕方によっては、最大16時間は生存するようです。
100mダッシュを繰り返せば20分であの世らしいです。
次に、水で洗い流さないで患部はそのままです。で、心臓に近い噛まれた腕(足)の付け根をきつくしばる。毒液を出そうとしたりすると、ヘビの噛んだ跡がわかりにくくなります。
その結果、ヘビの特定に時間がかかって血清投与が遅れるなど逆効果だそうです。
その処置と平行して、日本の110と119にあたる「000」に電話して救急車を呼びます。
噛まれないためには・・・
熱帯雨林の中でも、散策路を歩く場合は、サンダルやショートパンツで問題ありません。
しかし、道がない熱帯雨林の中や草むらを歩く場合は、スニーカーや長ズボンを着用します。
で、木の枝を持って先払いを行いつつ歩くことが必要です。
また、ヘビは振動で逃げていく傾向があるので、ドスンドスンと足音を立てて歩くのも有効です。
はっきりいって心配は無用ですが、心配な人は下をよく見て歩きましょう〜。
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世界第3位の飛べない鳥「カソワリー」 キュランダで見れます。おとなしいです。 |